サステナブルなデザインに挑むHumanscaleのデザインスタジオ ― 3つの異なるサステナブルなアプローチにより、シンプルなスツールのデザインを再定義: バイオミミクリー(生物模倣性)、サーキュラーエコノミー(循環型経済)、バイオファブリケーション(再生医療技術)。 サーキュラーエコノミーのアプローチを率いたのは、Humanscaleのデザインスタジオの工業デザイン・コンサルタントであるSergio Silva氏です。 その結果、通常は「廃棄物」に分類される素材のみを使用してできた「Cicloスツール」が生まれました。 例えば、Silva氏はUBQ素材(アップサイクルされた、バイオベースの熱可塑性複合材)を活用してスツールの基部の成形を行い、廃棄されたフェルト地をシートのクッションに利用しました。

Humanscale Design Studio Sketch

こちらが、このデザインのアプローチと成果についてSergio氏が答えた内容です。

この挑戦で得られた最も大きな成果は何でしたか? 最初から適切な価値観を持って取り組めば、実際に、私たちの業界や素材のエコシステムに無限の影響を与えられる可能性があるということを学びました。

最終的な方向性はどのようにして決まりましたか? UBQは誰もがすぐに使用し始められる素材です。そこが重要なポイントであるため、容易に実現できる生産方法にフォーカスしました。 早急な解決が必要な問題であるため、簡単に圧縮成形できるシンプルな形式にフォーカスすれば、他の人もこの課題に取り組んでUBQの他の応用方法を見つけたくなるのではないかと考えました。

この挑戦によって、ご自身のデザインの全体的なアプローチが何か変わりましたか? 「環境のためのデザイン」を意識してあらゆるプロジェクトを開始することの重要さ、またサステナビリティに関しては、インスピレーションの元になる素晴らしいリソースがそこら中にあるということを、改めて感じることができました。


詳細をお求めですか? このサステナビリティの挑戦の一部である、バイオファブリケーションバイオミミクリーというスツールの他の2つのアプローチをご覧ください。